長岡市のヨガ教室 yogatha
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
昨日練習にいらした生徒さんが、パスチモッターナーサナで足先を握れるようになった!とと感激されていました。ということで今回はこのポーズを説明します。
Paschimottanasana
パスチモッターナーサナ
西側を強く伸ばすポーズ
取り組み方
① ダンダーサナ(長座)で背骨をきちんと伸ばしておきます。骨盤を起こし尾骨は下向きのエネルギーを意識します。そして太ももをごく僅かに内旋、これが土台となります。
② 吸う息で、両腕を手前から頭上に伸ばします。私は「手が遠くを通るように、上に一度伸びる意識」と言います。肩甲骨を引き上げつつも、肩はリラックスします。
③ 吐く息で、骨盤が前に傾いていきます。両腕と背骨は骨盤の動きに連動するように、再び「手が遠くを通るように」前に伸ばします。下に縮こまるのではなく、前に伸びる意識です。
④ 足の裏を前に押し出して、坐骨と尾骨は後ろに引き戻します。両腕と頭は前に、両手が自然に床につくところでリラックスしましょう。指先が足先に触れられる場合は親指、人差し指、中指の3本で足の親指を外側から掴みます。
⑤ 呼吸に合わせて深めていきましょう。吐く息で1mm、次の吐く息でもう1mm・・・と前へ。肘が床に降りていきます。首の後ろの力を抜いてリラックスしましょう。
アーサナのコツ
①で示した土台づくり、つまり、まずはダンダーサナの姿勢を正しく取ることがもっとも大切です。骨盤が後ろに傾いて背中が丸まってしまう人は、お尻の下にブランケットを敷いてください。
静止してからは、ラジャヨガの八支則「タパス」を思い出してください。力の真ん中を知って頑張り過ぎず快適な状態で取り組みましょう。
尚、この前屈の姿勢があまり好きではないという方や、前屈している感じがしないという方も多くいらっしゃいます。その場合は膝を立て、膝に胸を押し当てる練習法を取り入れてください。
さらに、頭や胸などを下に倒そうとするのではなく前へ向かうことと、身体の背面を伸ばすことを意識します。これは、そもそもパスチモッターナアーサナは、
paschimo 西
uttana 強く伸ばす
という意味だからです。
ヨガでは身体の前面を東、背面を西と考えます。これは背面を伸ばすポーズなのです。
om shanti,