シバナンダヨガ アシュラム マハデバナンダ

TTC編 #12 マインドのエンジンを止めなさい day11


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

 

1月21日 day11 14:00
哲学
担当:スワミ・マハデヴァナンダ ジ
「4つのアンタカラナ」

 

プロペラ機のプロペラは回っているとその羽の枚数やボルトの接続、設計の様子は見えない。

マインドも同様である。
速く動いていると観察できない。そのスピードを落とすことによってマインドが何か、どんな感じかわかるのだ。

 

マインドのエンジンを止めなさい。

 

 

ヨガ 瞑想

 

 

ヨガのシステムにおいて、完全さへと向かう旅への乗り物として三つの体を示しています。それは、
肉体(フィジカル)
幽体(アストラル)
原因体(コーザル)

以下はアストラルとしての体を構成する19要素のうちの4つで、まとめてアンタカラナといいます。私たちのマインド発生から分析決定までの仕組みを説明します。

 

①MANAS マナス

= Mind マインド

 

②BUDDHI ブッディ

= Intelligence 知性

 

③CHITTA チッタ

= Subconsciousness 潜在意識

 

④AHAMKARA アハンカーラ

= Ego エゴ・自我

 

①~④をまとめて、

ANTAKHARAHA アンタカラナ

= INNER INSTRUMENT 内部器官

 

※ヨーガスートラでいうラージャヨーガではチッタは精神のもの、内部器官を意味します。ヴェーダンタでは潜在意識を意味します。

 

私たちが何かものを見たとき、その情報は網膜から目の神経を通じて脳に伝わります。脳からマインド(マナス)に送られます。たとえば遠方から見たときにはそれが何かを見極めるのは難しいです。

マインドはそれが花なのか紙片なのかを考え始めます。正しい結論に至るにはさらに分析が必要です。

そこでは知性(ブッディ)を使いますが、潜在意識(チッタ)に潜む今までの経験と照合するまでは結論が出ません。

たとえば、あなたは花(らしいもの)を手に取ったとしましょう。しかしマインドは時々疑いの目を持ちます。「これは造花かもしれない」と。すると知性はまず触ったり、匂いをかいだりして分析します。そしてあらゆる感覚的な経験が蓄積されている潜在意識にアクセスし、得た情報と照らし合わせます。

結果、知性は「これは造花の感触ではない」と判断します。

これ以上の思考、疑惑、分析が不要になった段階でエゴ(アハンカーラ)が「これは花だ」と断言します。また、知性があらゆる分析を行っても潜在意識の中に似たような色、感触、味などを見つけることができなかったとき、エゴは「私はこれを知らない」といいます。

 

シバナンダヨガ教本

 

 

 

 

今日の感想

 

ヨガの4つの道のうち上記のような哲学部分(ニヤーニャヨガ)は受講生皆、「頭が痛い」とか「知恵熱が出た」という声が多くありました。もともと哲学に興味がある方なら楽しい講義かもしれません。

今年、日本人の学者三人が青色LEDでノーベル物理学賞を受賞しました。世の中に存在しないものを発明し、新しく利便性があるものとして実用化したその功績に世界が賞賛しました。

彼らのアンタカラナ(内部器官)に着目すると、そもそも潜在意識に存在しないもの、あるいは知識と微細な記憶や経験の断片を組み合わせて仮定、立証し創り出すことは、既存の認知つまりエゴを乗り越える革新的なものだとわかります。

 

エゴは自我と訳され、そこには「私の」という冠がつきます。通常私たちは、「私の目に見えるもの」「私の感じるもの」といった「私フィルター」を通して世界を見ています。したがって「私がいいと思うもの」を選び、「私がそうだと思う常識」が私の世界になります。

しかし上記の研究者たちのマインドや、過去のサンタクロースっているんでしょうか?という記事を是非見てください。

 

”サンタクロースを見た人はいません。けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならないのです。この世界で一番確かなこと、それは子供の目にも大人の目にも見えないものなのですから。”

とあるとおりエゴはいつも「私の思う世界」だけに私を留めようとします。このような限定的かつ不変的ではない世界をヨーガではマーヤ(幻・物質を構成する源)といいます。

 

前述の【エゴについて】にあるとおり、エゴは統合(ヨーガ)という作業において取り除かれるべき障害です。ゆえにアーサナや呼吸法、瞑想、智慧を学びこれを昇華するのが、本来ヨーガのひとつの目的なんですね。

om shanti,