OM AUM オーム マントラ

【ヨガ哲学】ヨガのマントラ「OM」の意味とシンボル


長岡市のヨガ教室 yogatha
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。

今回はマントラについて。
ヨガ経験者ならだれもが一度は聞いたことがある「OM」。クラスのはじめと終わりに唱和しますね。この意味について説明します。

 

 

OMというマントラの意味

 

ヨガ 瞑想 胡坐

 

OMとは宇宙の聖音、バイブレーションの大元、宇宙誕生の初まりは音であり振動だったといわれそれがOMです。AUMと発音し日本語だと「あうん」とも言われます。

また、以下のようにイシュワラ(人格神)の名を用いて、万物のサイクルつまり生~死をあらわすことができます。

 

A:Brahma ブラフマー
  「創造」を意味する

 

U:Vishnu ヴィシュヌ
  「維持」を意味する

 

M:Siva シヴァ
  「破壊」を意味する

 

 

また、私たち人間の3つの意識をあらわすことができます。

 

 

潜在意識

 

顕在意識

 

無意識

 

 

 

 

OMのシンボル

 

OM AUM オーム マントラ

 

チャクラや靈氣のマントラがそうであるように、OMというヨガのマントラにもシンボルがあります。マークといえばいいでしょうか。これにも意味があります。

 

 

①左上の半円
創造、この世に生まれてくること

 

②左下の半円
維持、この世で生きること

 

③右下の半楕円形
滅亡、死ぬこと

 

④右上にある斜めの線と点
前述の三つの段階を超えた存在
 永遠不滅の存在である宇宙の意識

 

 

このシンボルの説明にあるとおり、①~③は生と死のサイクルを表しており、④において宇宙の意識つまりブラフマンへの到達(悟ること)を意味します。

 

 

 

 

OMを唱和するときの意識

 

ヨガ 胡坐 瞑想 お正月

 

 

まず座法、呼吸、心を整えます。
お腹の底から発声しはじめ、背骨を通り、鼻先或いは頭頂に抜けていくイメージで発声してみましょう。さらに、発声することにより体内で音の振動が感じられます。これはOMの神聖な響きです。この響きを感じながら、レッスンのはじめとおわりに共に唱和してみましょう。

om shanti,