長岡市のヨガ教室 yogatha
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
最近、父とのウォーキングやジョギングが日課となっています。目に映る景色は生い茂った木々や山々、青々とした田んぼと虫たち。この土地の自然は毎日違った表情を見せてくれます。
そんな時、ふと心が温かく満たされていくのを感じます。
このような平和な日もあれば・・・
先日東京に行き、ラッシュ時の電車に乗った時のことです。警戒心や威圧感、人々の不愉快さや様々な思考で溢れる車内。電車が揺れて人の波が押し寄せた時、一瞬攻撃的な心になりました。
心というものは常に揺れ動くものですね。私の心の中には、平和さもあれば一方で不満や攻撃性もあります。
もし心の中に美しさがあるなら、きっと外の世界にも美しさを見つけることができるでしょう。対して、心の中に不満や怒りがあるなら、同様に外側の世界にも不満や怒りを見い出します。
そういうことです。
さて、これをわかりやすい比喩で示しているのが、スワミ・ヴィヴェーカナンダの著書「ギャーナ・ヨガ(知識のヨガ)」にあります。
ある日、ひとりの男が盗みを働こうと民家に忍び込みました。部屋には赤ん坊がいましたが、赤ん坊はその男が泥棒だと気づきません。なぜならば、赤ん坊の心に「泥棒」というものが存在しないからです。
内に泥棒を持っていないから、外に泥棒を見ません。
世界の悪とそのすべての罪について話しなさるな。自分がまだ外に悪を見なければならないことをお泣きなさい。
私たちは心の内側にあるものを、外側の世界に見るのです。
引用元:「ギャーナヨガ(知識のヨガ)」スワミ・ヴィヴェーカナンダ
om shanti,