長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp
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記事カテゴリ:インド・ヨガTTC 2010
1月15日 day5
本日は週に一度の休暇。
毎週金曜日は、朝晩のサットサンとカルマヨガ以外は自由時間となる。
中には監獄からの脱走!とばかりに下界のトリバンドラムやコバラムビーチへと出かける者もいる。私は体調不良と一週間の疲れを癒すためにアシュラムにいることにした。
アシュラムには洗濯屋さんがおり、頼むと100円程で洗濯を代行してくれる。が、ほとんどの生徒は自ら手洗いをする。私の休日はまず洗濯から始まる。
普段洗濯機の恩恵を受けている軟弱者は手の皮が向けそうな勢いだ。水では粉洗剤が溶けにくいし、何枚もの衣服やタオルを絞り続けるのも面倒な作業。すべて干し終わるまで40分かかった。
さて、休日の間もヨガバケーショナー(一般滞在者)向けにヨガクラスが行われてるため参加もできるが私はオフ。昼寝をしたり、本を読んだり、とにかくベッドで休んだ。
1月16日 day6 5:30
サットサン
本日のサットサンはサイレントウォーク。サイレントウォークとはその名のとおり黙って歩く瞑想だ。
夜明け前で真っ暗な空に星が輝く。このあたりは街灯がない山奥なので、頭にトーチを付けたり懐中電灯を持参して歩く。
○
約一時間かけてニヤルダムの山奥に到着。湖のほとりで瞑想するのだ。
皆でキールタン「JAYA GANESHA」をチャンティング。山奥の済んだ空気が肌に染み込むようだ。
すっかり夜明けを迎えた。
明るくなった帰り道、山奥にはダムがあり野生動物も多いことに気づく。
人々の生活は素朴で朝の仕事は掃除と洗濯からはじまる。家畜がいれば餌を与え、父は仕事に、子供は学校に、母は家を守る。そんな昭和スタイルル。
本日の説法
瞑想を行うにあたり最適な時間は朝4~6時の間である。君たちが帰国したときには、部屋の片隅に瞑想コーナーを作るといいだろう。北か東の方角に向かって脊柱をまっすぐに保つ姿勢で瞑想に入りなさい。
マインドというものは野生動物みたいに、捕まえようとすれば暴れ出す。浮かんでくる思考に反応せず観察しなさい。集中しづらい場合は眉間か胸に意識を向けるといいだろう。
とにかく毎日レギュラーに行うことが大切である。
14:00
哲学
担当:マハデヴァナンダ ジ
「あなたは何を求めるのか(求めているのか)?」
「What do you want?」
これがわからないと人生はただ時間が過ぎていくだけである。WILL POWER(意志の力)が使えないのだ。
だが大半の人々はわからないままである。
目的のためにどこまで努力を捧げるのか?
その代償をどれだけ請け負えるのか?
自分の成した行動によるカルマを収穫するのは自分なのだ。
たとえば寿命80年の人は35年間は眠って過ごしている。本当のことを見つけようとする時間は限られており10年くらいしかないと思いなさい。自分が何をしたいか、何をすべきかわかった瞬間にすべてがクリアになる。
世の中には傑作と言われる作品があるが、傑作というのは自分が本当に何をしたいかわかっている人が作ったものだ。
そして、傑作品やブランド品をむやみに欲しがる購買行動は、自分の中の満たされない心を買い物で誤魔化している行為に過ぎない。自分が傑作を創る人間になりなさい。
自分がブレている間の時間は、ただ勿体ないのである。
あなたは何を求めるのか?
その答えがわかったら、人生のすべてが視野に入ったようなものだ。
今日の感想
人生を通して自らの求めるものが明確である人がどれだけ存在するのだろう。それがあるのがよい、ないのが悪い、と二元的に決めつける必要はないが、スワミジはヨーガの道を進む私たちに向けて説法を行っており、一般社会に生きる私たちの価値観と異なる部分があるのは当然だ。
私はこれからヨーガを生きるのだろうか。
om shanti,