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TTC アシュラム編 #6 「学ぶ」ということの本質 day2-2


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
 @yogathajp

 

続1月12日 day2-2 14:00
哲学
担当:スワミ・マハデヴァナンダジ

 

グル(師匠・先生)が私たちを選ぶ。宇宙や時を超えて、私たちをここに導きもたらすのはグルの力である。それは、私たちに学ぶ準備ができた時だとされる。ヨーガを学びにはるばるインドへやってきた生徒たちがまず試されるのは、導かれた自分自身のチューニングができているか、だ。

学ぶということはどういうことか?とマハデヴァ先生は続ける。

 

 

 

【 1st STEP 】Listen carefuly
オープンマインド、耳と心を傾ける、無知さに負けない。

謙虚になること。謙遜の意識を持って聞くこと。「私はこれだけ知っている~」という気持ちはエゴであり、耳と心を傾けて聞くことが学びである。

 

 

【 2nd STEP 】 Reason carefuly
よく理解し、自分の中で噛み砕く

情報を鵜呑みにせず、自分の中で消化して、自分で判断する。本当に納得できるか、自分の真実に適っているか。

 

 

【 3rd STEP 】 Practice carefuly
よく練習し、実践する

実践。練習。行動することが大事。

 

 

オープンマインドで受け入れて
一つずつ吟味し、理由付けすること

これが「選択」というものだ

また、物事を個人的にとらえないこと
私的感情を制御すること

 

 

随って、自分をくまなく知っていて自分の感情、心、身体、存在のすべてを知っている人をマスターという。

自分の運命を自分で決めることができるマスターになりなさい。

君たちの中には、もともと持っている素晴らしいエッセンスや核があるが、そこに埃が被っている場合は取り払い、磨いていくれるのがヨーガである。一生をかけて生き方そのものをヨーガにしなさい。とマハデヴァ先生は仰る。

 

 

 

インド クリシュナ

 

 

 

さらに、平和というキーワードを用いて経験することの大切さを私たちに説いてくれた。私たちは平和について語る権利があるのだろうか?

 

 

自分の内側に平和を見たことのない人は
平和を語れない
(経験していないことは語れない)

What is peace?
平和とは何か?

What is peace of mind?
心の平和とは何なのか?

 

それは、思考から解放されていること。怒り、悲しみ、喜び、どんな種類の感情であれ、その経験を通して自分の中に平和を見つけることが大切だよ。

 

 

 

今日の感想

 

ほんと、マハデヴァ先生のレクチャーは道徳そのもの。子供の教育にヨーガの教えのいくつかを用いるのはアリだと思う。

道徳の授業では主に命を大切に、平和が大事、思いやりを持とう!などと教わった気がするが、大概外側の世界のストーリーを題材としており、道徳心が根付く器となる自分や、その内側を探る「自己探求」が欠けている。

また、感情のコントロール方法やどのように自分と向き合い、慈しむかを知らず、環境も社会もどんどん変化するのに、器は未熟なままで、どう他者に共感していけるのか。はなはだ疑問である。(現在の道徳の授業は違うのかも・・・)

 

他者や社会生活への適応において、心理学ではempathy(共感力)が重要だとされるが、この共感力が乏しいあまりに、他者と争い利己的に傷つけるような事件が起きるのかもしれない。

しかし、昨今のパレスチナ、ハマスとイスラエルの衝突など世界の紛争においては、共感力が全く及ばないのが現状。Aにとっては改革、Bにとっては侵略、など立場によって行動の理由づけとなる正当性も真実も違う。

 

ヨーガでいう真実とはあらゆるカルマ(因果)の干渉を受けず、完全で不変的なもの。つまりブラフマンを指すが、真実が人の数だけ存在する私たちの世界はマーヤー(幻)で覆われているという。

なぜ罪のない子供たちが空爆され犠牲になるのか。UN(国連)は正常に機能しているのか。戦争はダメで平和が大事なのは子供でもわかるのに・・・。

大人の世界はカオスだ。

namaste,