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【ヨガコラム】ヨガインストラクターはパクられてこそ上等


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

2014年、2015年とヨガッサの生徒さんが海外のシバナンダヨガアシュラムにてTTC(ティーチャーズトレーニング)を受講し帰国しました。

晴れてヨガの先生のスタート地点に立った彼女たちを見て、私自身も改めて初心を思い出しました!

 

 

ミーラ美樹がはじめてヨガの指導を行ったのは2009年。

当時住んでいた東京都日野市で会社員をしながらボランティアでハタヨガを指導していました。当時はカンペメモを片手に苦悩しながらレッスンに臨んだものです。

 

ハタヨガというのはシバナンダヨガやアシュタンガヨガと違って、定められたシークエンスや順番がないため、自ら考案せねばなりません。ですのでクラス全体の流れはもとより、各アーサナへの理解、シークエンスの理論、なにより経験が必要です。

新米イントラにとって「自らシークエンスを考案する」ことが最初の壁となります。

 

 

そこで、まずおすすめするのが、自分が影響を受けた先生や好きなクラスの流れを思い出し把握すること。

つまりクラスを真似る(パクる)のです。

 

 

 

ミーラ美樹 paravi 朝倉智美

 

 

 

私も師匠、Pallavi よっしー先生(中)の影響を受けています。
ちなみに1月のアーユルヴェーダWSで長岡に来られた朝倉智美先生(右)とはPallavi先生のクラスで共に学んでいました。

 

 

あとは、たとえ指導する立場になっても、同時に生徒であることを忘れないことです。他の先生のレッスンを積極的に受講し「いいな!」と思うシークエンスやアジャストを取り入れてもいいでしょう。

パクリ!と言われようが、うまい人を真似るのはどの世界でも自然なことです。但しゆめゆめレッスン中は先生に敬意を表し、謙虚な姿勢で取り組むことを忘れませぬように。

 

 

そうして様々な先生のレッスンを受講していると、たまに当たり、たまにはずれ、普通。とか。

ごめんなさい・・・正直あります!

 

 

したがって、私が先日東京の某スタジオで受講したレッスンのように、「リラクゼーションもインスピレーションも特別ないし、収穫なかったな~。」と判断されてしまうようなイントラほど悲しいものはないです。

右や左を間違えることはありますが、間違えたことに動揺するのが一番良くなかった。たとえ間違ってもカミカミの誘導でも、しれっと流しちゃうくらいでいいですね!

 

 

このようにドロップイン1回で3,000円も払えねーよ的な質のレッスンをするか、思わずパクりたくなるクリエイティブなレッスンをするか。私含めイントラはパクられることを誇りと思って精進すべきですね。

 

 

しかし最後に確信的なことをいうと、他人が見て簡単にパクられるような技術だとしたら、本を読めば誰でも扱えるものにすぎません。

 

 

本当に大切なのは技術的な指導スキルでないもの。

たとえば、わかりやすく前向きな言葉選び、レッスンの雰囲気づくり、レッスン全体に醸し出される先生の人間性といった部分はどうしても真似できません。

一定の技術はあって当たり前、これらの要素が加点要素であり、ときに技術以上に大切になります。

 

 

「ヨガのインストラクター」というとポーズ(形)を誘導する人って感じですが、「ヨガの先生」というとマインドまでも曇りなく誘導するような人をいいます。

そもそも人に耳を傾けていただけるような存在でなくては、たぶんなにも伝えられないのかもしれませんね。

 

 

私もまだまだ未熟者。精進します!

om shanti,