シニアヨガ

【クラスレポート】6/3 シニア向け健康ヨガ~改良?改悪?な介護保険制度改正に備える!~


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
 @yogathajp

 

6月3日の健康ヨガのクラスレポートです。
こちらのクラスの主催は長岡蒼紫スポーツクラブ。会場は高齢者センターけさじろ。主にシニアの方にレッスンを行っています。

 

 

介護保険制度改正で高まるシニアヨガの需要

 

シニアヨガとは、高齢者増加と共に普及がはじまっているヨーガ療法の一種です。アメリカのYoga Allianceの調査によると、今やヨガクラスの高齢化が進んでおり、平均年齢が70代以上のクラスが約30%に上っているそうです。

日本でも要介護認定者数が年々増え続ける中、介護保険制度改正により要支援から要介護1.2の方については、介護保険の全国一律基準のサービスから市町村の地域支援事業へと移行されます。これにより、軽度者によっては介護保険適用外になる支援ケースが増えていきます。

 

 

要介護度別認定者数

厚生労働省「介護保険制度改革の概要」より

 

 

そんな折、行政からクラスの見学と傾聴があり、高齢者への健康サービスとしてのヨガをご説明させていただきました。

今後は市町村レベルで介護予防重視型のシステムを確立するのが急務であると同時に、高齢者自身がより自立的に健康的な生活を送る努力を余儀なくされるのですね。

 

 

 

 

 

なぜ高齢者にヨガがいいのか

 

適度な運動
 無理なく続けられる程度の運動負荷

 

 

ゆったり動くので怪我しない
 ヨガのゆったりとした動きは安全性が高く怪我防止に

 

 

補助具でサポート
 座布団やクッションを使用し、より快適に運動できる

 

 

孤独感からの解放
 行動の億劫を解消、外出して仲間を作るきっかけに

 

 

老年鬱や不安を解消
 「今」「呼吸」に意識を向けて生きていることを実感、無気力や老後の不安感を取り除く

 

 

シニアヨガ

 

 

ミーラ美樹が担当するクラスの最高齢は80代です。運動機能として60代や70代の身体ともまったく異なります。この他、膝が曲げられない方、仰向けで寝れない方、首が回りにくい方、います。そうであって当然です。

生徒さんより若いヨガ講師では体感的に理解が及ばないことも多いでしょう。より安全に、快適にレッスンを受けていただくには専門的な知識も必要ですが、私は

 

できないこと

 ではなく

できること

 を楽しんでもらう誘導

 

を心掛けています。思いやりですね。

 

 

 

 

 

健康ヨガクラスのレポート

 

ウパヴィシュタ・コナーサナ
Upavistakonasana

シニアヨガ

股関節やハムストリングが痛い方は、膝を立てたり膝下にクッションを置きます。また高齢者は骨盤の後傾も顕著なため、お尻の下に座布団を敷いてもいいでしょう。

 

 

 

 

プラサリータ・パドッターナーサナC
Prasarita Padottanasana C

 

シニアヨガ

指先を絡めづらい方は、手首を掴んで行います。肩甲骨の可動性が乏しかったり、肩関節周囲炎の方は腕を引き上げずに維持します。足腰が弱い方は、床に手をついて行います。

 

 

 

 

 

ご両親に勧めてほしいシニアヨガ

 

このブログを読んでいるあなたは、おそらくヨギーでしょうね。もしあなたがあなたのご両親の健康が気になっているなら、是非ヨガを勧めていただければ幸いです。

 

 

健康ヨガ

 

 

全5回のプログラムで2000円。(別途入館料あり)
第3期、第4期と引き続き参加者募集中。期の途中からでも参加可能です。

 

お問い合せ

長岡蒼紫スポーツクラブ
0258-34-2130

 

 

 

 

 

動画紹介

 

最後に、ヨギーちゃんねる【動画】のカテゴリで、以下動画をご紹介しています。興味があれば併せてどうぞ。

杖なしで歩けない男性が走れるまでに回復した「リハビリのためのヨガ」成功体験

老後の生活は今やるかやらないか「二者択一」にかかっている!没前10年間の二つのイメージ

 

om shanti,