今日ご紹介する動画は、自分を信じ、諦めなかった男性のストーリーです。
動画の彼は47歳の負傷兵。元パラシュート部隊で湾岸戦争のときに背中や膝を強打し、その後15年もの間杖なしでは歩けない不自由な生活を強いられていました。
あらゆる治療を試みたものの医者には「もう元には戻らない。」と宣告され、動けない身体になった彼。体重はみるみる増加していきました。
また、ヨガをはじめようと試みるも、大半のヨガインストラクターに「手に負えない。」と判断され、彼は絶望の淵に追いやられました。
しかし、ある一人のヨガインストラクターと関わることで人生は一変。彼は自分の可能性を信じ始めました。
以下ネタバレ
リハビリのためのヨガを続け、やがて10ヶ月が経ちました。63kgもの減量に成功した彼は、ヨガを通じて
「Nothing is impossible!」
不可能なことはない
「Never give up!」
諦めない!
という精神を培い、ついには変貌を遂げたのです。
感想
動画の彼を見れば「自分を過小評価しないでください。」というその言葉の真実がうかがえるでしょう。 この動画から言えるのは、不屈の精神で不可能を可能にした奇跡の素晴らしさです。
と同時に、ヨガの指導者である私には自分の仕事の可能性も見えてきます。それは、
インストラクターはただ生徒の前でポーズの見本を見せたり、エクササイズとしてのプロセスを教えるだけでなく、生徒に寄り添い、可能性を信じ、ケアできる。ということです。
それぞれの人生を生きるどんなプレイヤーでも怪我や病気をするときもあります。心が傷つく日だってあります。それを支えるコーチや、応援してくれるサポーターが必要なのです。これは、yogathaのような小さなヨガ教室でできる、自分にしかできないことだとも確信しています。
さて、医者にも見放された彼の状況を唯一救えたのは、ヨガという誰にでもできるユニヴァーサル・ツール。そして先生の希望の言葉でした。
「諦めた方がいい」「無理だ」「変わらない」と誰に言われても、それを決めるのは自分。
やっぱり自分なんですね。
私の卒業した南インドのアシュラムでは、それを「Will Power」と呼んでいました。意志の力ですね!
om shanti,