スプタヴィーラーサナ アーサナ ヨガ

【ヨガ解剖学】 スプタヴィーラーサナから紐解く膝の痛みと関節の可動域について


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
 @yogathajp

 

今日は私の「膝」の怪我についてお話します。

この数ヶ月間、大腿直筋(太ももの前側)を柔らかくしようと、毎日スプタヴィーラーサナを練習していました。

すると、ある朝。
起き上がると同時に、右脚の股関節内旋に伴う膝の痛みがあることに気付き、割り座が出来なくなりました。そして、迷わず整骨院に行きました。

 

 

診てもらったところ、私の膝関節は十分に柔軟性があるにも関わらず、それ以上に負荷を掛けてしまったが為に、靭帯が伸ばされたようです。

関節というのはそれぞれ正常可動域があり、ある一定のところまで行くとロックします。痛覚としても、これ以上は行けないぞ~と教えてくれますよね。

しかし、ヨガに慣れた柔軟性が高い人はロック機能が緩みます。筋肉はもちろん、元々あまり伸縮性のない靭帯まで過剰に伸張し、結果オーバーワーク・・・ということですねぇ。

 

 

このことから、

身体は柔らかければ柔らかい程いい!訳ではないことがわかります。筋肉の過伸展や関節の過可動による弊害が起きる可能性があるんですね。

 

 

 

膝 ヨガ解剖学

整骨院でいただいた資料。

 

 

今回の私の怪我について、整骨院の先生がわかりやすく例えてくれました。

 

 

先生:「首は90度左右に回るんですけど、もっと首を柔らかくしたい!って思ったら、360度を目指しちゃうんですか?」

 

ミ:「いや~それはwww」

 

先生:「それっておかしいじゃないですか。可動域があればある程いいという訳ではなくて、身体を安全に動かす為にロックがかかるのは正常なんですよ!」

 

ミ:「で、ですよね~。」

 

 

と、諭されましたよ汗

そういえば、少し前ニュースになった神戸や新潟のベビーマッサージ事件。「ずんずん運動」なる施術を受ける赤ちゃんの首は120度くらい回旋しているように見えました。それって柔軟を通り越して、危険行為ですよね・・・。

 

 

ということで、普段レッスンではアライメント重視で、過伸展等に気を付けるよう指導しているミーラ美樹ですが、自主練においては過剰なトレーニングだったようです。

みなさんもご自宅で練習する場合は、やり過ぎに注意することと、カウンターポーズも行うことをお勧めします。

また、今回のスプタヴィーラーサナに至っては、腰が痛い場合は無理に背臥位にならずに肘をついて行ったり、片脚ずつ丁寧に行いましょう。

さらに、痛みはないけれども腰が浮いてしまう場合、ブランケットを腰の下に敷いてください。

 

 

次回は、<首>の怪我についてお話します。

om shanti,