長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
＆RYT200資格スクール yogatha（ヨガッサ）
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp
今日は＜膝編＞、＜首編＞に引き続き＜腰編＞です。
はじめに宣言しておきます。
私は腰痛歴13年です！
ヨガを教えているのに腰痛？と思う方もいるでしょう。しかし一口に腰痛と言っても様々な症状がありますから、ヨガを行うことで回復が期待できる腰痛と、そうでない腰痛があるでしょう。
腰に関する主な疾患としては、腰痛症（もっとも一般的な慢性腰痛）、腰部椎間板症、腰椎椎間板ヘルニア、脊椎分離症・すべり症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎変性側弯症など。ヨガのサイトには「腰痛に効果的」と銘打って、コブラやスフィンクスのポーズを紹介するケースがありますが、上記の疾患を抱える方の中にはかえって症状を悪化させる、いわゆる禁忌もありますのでご注意ください。
さて、元事務職の私は23歳で座り仕事が辛くなりました。25歳でギックリ腰を経験してからは腰痛持ちです。とはいえ、20代後半でヨガをはじめてからだいぶマシになりましたが、日常的に鈍痛があります。
さて、私がこれまで腰痛改善で試したことは・・・
【 通院 】
整形外科
整骨院
接骨院
整体院
リラクゼーションサロン
カイロプラクティック
アクティベーションメソッド
ヒーリングメソッド
針
【 腰痛グッズ 】
骨盤調整座布団
椅子用腰痛クッション
腰痛ベルト
腰痛改善本を読む
ヒアルロン酸のサプリメント
どんだけお金をどぶに捨ててるのｗ？
残念ながら、
どれも明確に効いた覚えはございません！
おそらく通院先によっては施術者の上手い下手があるとは思いますが、一時的には楽になっても3日もすれば元通り。毎週毎週、自費治療で数千円使い続けて数ヶ月。
お金の無駄だと気づいて
悔しくて怒りさえ湧いてきて
もう自分で治すしかない！と決意し
ヨガ教室の門をたたいたのでしたｗ
あれから7年経ちました。その間、どの医療機関も受診せず、マッサージも受けず、なんの腰痛対策もしていません。唯一私に残ったのがヨガでした。
そうして、今回膝と首の治療をきっかけに訪ねた整骨院で再び腰痛治療をはじめました。ただ、もう昔の「受けるだけの治療」はやめて、先生の見解を元に自分で考えはじめたのです。
まず、首の怪我を引き起こした原因や再発要因として、万年腰痛が悪さしてるのでは？ということで、先生が触診で背骨を評価したところ軽い側弯ありでした。側彎症までいかない所謂「ゆがみ」です。現代人においては少しのゆがみもない背骨をお持ちの方は少ないかもしれませんね。
誇張して描いていますが、私の背骨はこのようにゆがんでいるとの評価です。ゆがみと症状の関係性がわかりますね。右に側彎する胸椎は右肩甲骨にしわ寄せがきそうですし、左に側彎する腰椎は腰部左～仙骨にかけて悪さをしそうです。
また、＜首編＞でも言及しましたが、柔軟性が高い人で特に女性に多いのが、靭帯が緩んでいるケースです。私の腰部は後屈は普通ですが、前屈、側屈、回旋ともによく可動するため、問題なく動くのに痛みがある原因として靭帯ゆるみ説が有力なのです。
そもそも靭帯とは骨を支えるはたらきをしますが、これがゆるむと安定性が損なわれます。すると筋肉の方が頑張って仕事をしなければなりません。通常の人が筋肉負荷1で支えられるところ、私には負荷5がかかっています。これは腰部が疲れて当然です。
じゃあ、ゆるんだ靭帯を元に戻す方法は？
先生によると、西洋東洋のどの医学においても有効な対処がないそうです。一部、プロスポーツ選手においては靭帯損傷や断裂で外科手術を用いて繋げたり強化しますよね。しかしつぎはぎ状態になるため、生まれ持った元の強度には戻りにくいのだそうです。で、先生曰く、
一般的には安静です・・・
あの・・・私
動くのが仕事なんですけどｗ
コルセットを着用する方もいるでしょうし、痛みを伴う動かし方をしない、ということです。
私の場合は後屈が痛い。
ヨガのアーサナにおいて、筋肉が拘縮しており伸張時に痛みを感じることもあれば、関節と神経が干渉して痛む場合もあり、私の後屈は感覚的に後者だと考えています。そしてウールドヴァ・ダヌラーサナが難しい。体の前面がかたく、背面がやわらかい、不均衡な筋バランスであると考察します。
伸張すべき体の前面がかたいですが、いつまでも言い訳はできません。骨盤を意識し、腰痛持ちでも痛みを軽減できるやり方で練習しています。特別な疾患がない方で後屈時に腰が痛いなら、痛いやり方をしている可能性があります。
さて、先生は後屈について脊柱模型を用いて説明してくれました。
背骨にゆがみがあると、
うまく後屈できませんよ？
回旋（ねじり）を入れた脊柱模型をいざ後屈させると、背骨同士が干渉してストップがかかりました。帰宅してから解剖学の本を読むと椎間関節かな？と。
椎間関節とは、隣り合う椎骨と椎骨の可動範囲を決めるはたらきをするので、ここがゆがみにより正常通り機能していないのでしょう。さらに、脊柱を支え、脊柱が動くときに椎骨がずれないように保つ靭帯のはたらきも弱い私は、苦手なはずね。
さて、整骨院の先生から「整形外科でレントゲンを撮ったのが10年前でしょ？改めて受診してみては？」と勧められました。次回の＜腰編＞は～整形外科に行く！～に続きます。
om shanti,
