長岡市のヨガ教室 yogatha
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
2010年、富士登山記
#1 登山編
#2 山頂編
#3 下山編
の続きです。
富士登山記 #4 河口湖編
富士吉田口5合目に戻ってきた。
女性陣が感動の涙を流すのも束の間・・・。
「あの～ちょっとすいませ～ん。」
と声をかけられた。
たまたま居合わせたローカルTVの取材陣にマイクとカメラを向けられる。
「どうでしたか？また登りたいですか？」
の問いかけに
「はい！登ってみたいですね！」
と嘘つき回答と作り笑い。内心は
「二度と登らんわ！」
でしたがね。
さて、冷静になったところで強烈な不快感に気づいた。身体はべたべた、髪はガビガビ、鼻をかんだら黒い鼻水！なんだこりゃ！
一行は日帰り温泉施設に直行し、身体に溜まった垢を洗い流した。
生き返ったぁ～～～。
その後リーダーが手配した宿に向かうのだが、車の窓越しにその外観を見た時に気づく。
「エアコンの室外機が見当たらない。」
と車内がざわつく。
客室には案の定扇風機が2台のみ。
しかし涼しい！
河口湖周辺は今年の猛暑もエアコン要らずなのだ。さしずめ夜は扇風機も止めるほど涼しくて快適でした。
富士登山成功に祝杯をあげるご一行。
食後、一行はあたりを散歩することに。
「あの灯りは山小屋だよ。」
富士山を見上げてリーダーが言う。
さっきまであそこにいたんだよな～。下界から見るその姿はあまりにも大きく遠かった。あんなに辛かった登山が遥か前の出来事のように思えるよ。
けれど、大腿四頭筋の筋肉痛が私を現実に引き戻すよ！！
宿に戻ると、初心者女子3名はエナジー切れ。しかし経験者はもう一回登って来れるだろ？と思うほど元気で、その底知れぬ体力に感動したよ。彼らの喋り声を子守唄にして、私は眠りに堕ちていった。
#5 鳴沢氷穴編 に続く・・・
