DV 怯える

【ヨガコラム】ヨガがどうやって私をDVから救ったか(リズの場合)


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

心と身体の健康を扱うポータルサイト“MindBodyGreen”には様々なコラムがあります。その中でひとつ気になる記事がありましたのでご紹介します。(英本文は要約しました)

司法統計局によると、米国では毎日3人を超える女性がパートナーからのDVによって命を落としているそうです。コラムを書いたリズもDV被害を受けた一人です。

 

 

DV被害者リズのケース

 

リズの手記はこのようにはじまります。

 

「私はこのまま死ぬんだろうな・・・という激しいDVを受けたこともあったわ。でも私は恐れの中に留まることにしたの。だって彼を愛していたし、彼が変わることを望んでいたから。それに彼の口汚さはある種魅力的だったしカリスマ性も感じた。暴力は二の次だった。

あるとき私は「現状を変えられるのは私自身だ。」と気付いたの。でも自分を変える方法なんて見つからなかったし、出口はどこにもなかった。

そんな最中、ついに私の憤りや悲嘆は頂点に達し、彼のDVから逃げずに闘ったわ。結果、私の方が加害者として刑務所で取り調べられることになった。私の機能障害はここまできて、まだ彼を守ろうとしていたことね。」

 

 

DV 怯える

 

 

 

 

 

ヨガと瞑想を通じた自分へのコミットメント

 

DV被害で悩む女性は社会や家族あるいは友人たちに口を閉ざします。ですが、リズの心の中の小さな声は助けを求めていたのです。様々な支援の元、パートナーの元から立ち去る勇気が出た時から、リズは自身の調和を図るために毎日ヨガと瞑想の練習をすることを自分にコミットしました。

・・・するとリズに変化が現れたのです。

 

 

ヨガ 外国人

 

 

「マットの上では自分から逃げることも隠れることもできなかった。怒りや悲しみや苦痛と共に座ったわ。私の感情は練習の中にも入っていき、それらを認めるまで私の元に留まった。そしてヨガマットは私のセラピストになった。

不快の中でも呼吸し、許し、そして手放すことを教えてくれた。ヨガは自分を表現するための安全なスペースになったし、さらには私の中の癒しと愛を拡大させ、更に高い次元へとコネクトさせたの。」

 

 

リズはブルース・リーのこんな言葉を思い出します。

 

 

“To understand your fear is the beginning of really seeing.”

あなたの中にある恐れを理解することが、本当に見ること(自分と向き合うこと)のはじまりだ

 

 

 

 

 

DVからの目覚め

 

米国では今月、”DVからの目覚め月間”としての呼びかけがあります。日本にもDV被害に悩む女性を支援する様々な公的機関や民間団体があるでしょう。身近なところでも私が指導させていただいているスプーンフィールドが「しゃべり場・ここ*ふら」というグループ支援を行っています。

さて、最後にリズの言葉を紹介し終わりにしましょう。

 

「私は人生で別の機会を与えられたの。勇気と慈悲に満ちた勇者のハートでこの人生を全うすると決めたわ。私は勇者として生まれたのだと、今わかったの。」