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カジュラホ編 #6 【移動】カジュラホからバラナシへの移動は寝台列車で!・・・嗚呼、売り子たちとの喧嘩上等な日々よ


11月6日、カジュラホーのメインストリートは今日も客引きがうるさい。ツーリストに教えてもらったであろう片言の日本語で、
「ドコ 行クノー?」
「コレ 安イ! 見ル ハ タダ!」

とか。
「ワタシ、 キムラ タクヤ トモダチ!」
「キム タク!」

とか。
キム ニイ!
だったら嘘でもすべらなかったな。
キムラ タエ!
だったら正真正銘の日本通。
キムラ カエラ!
だったられっきとしたJ-POPマニア。
まさかの
キムラ タロウ!
なら日本人として認定。胸を張ってください。
このようにカジュラホーには日本の芸能人と友達だという輩が数多くいる。私だって会ったことすらないのに(笑)それもこれも客引きのためだ。あるときには
売り子 「どこから来たの?」
Yummy 「日本。」
売り子 「No!日本人には見えない!」
Yummy 「は?」
売り子 「中国人でしょ?」
・・・悪気はないのだろうが国籍を否定されるのはなかなかいい気分ではない。それで最後は喧嘩になった(笑)普段母国に愛着を感じる機会はあまりないものだが、異国に来て厭がおうにも認識させられるのが、
自分は日本と日本人である自分に少なからず誇りがあること
またあるときには売り物である仏像を片手に子供が近づいてきて、
「どこから来たの?」
またこれか。第一声はきまってこの文句・・・いい加減聞き飽きた。そこで私たちはこう言った。
私 「フランス。」
Yummy 「イタリア。」
すると
子供 「No! 韓国人だ!」
全員ハズレかいっ!!
全力で否定する子供と、この顔でEU圏の人間だとハッタリをかます大人二人・・・。私は一蹴した。
「フランスで育って英語を話すアジア系フランス人だっているんだよ!ついでにその仏像もいらねーんだよ!とっとと家に帰れ、家に~~~~! Go Hooooooome!!!!」
嗚呼、性格が悪くなりそう。たまには・・・いいでしょう。インドでいい日本人でいるのも疲れるんだよ。
さて、今夜は列車でバラナシへ移動。
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オーナーが最後の晩餐としてディナーをふるまってくれたのだ!ディナーだけじゃない!この3日間チャイやらフルーツやらいろいろな食べ物を与えてくれたw見返りを求めずここまでサービスしてくれたのはインドでもこのオーナー唯一人!ということで、どこまでも親日家なオーナーには本当にお世話になりました。みなさんもカジュラホーに来たらLakeside Hotelへどうぞ!
Train#21107 Kurj Bsb Link E クラス:AC 3 Tier(3A) (Rs1122)
23:20 カジュラホー駅発
10:50 バラナシJn駅着

リクシャに乗り駅に着くと数名のバックパッカーが既に列車を待っていた。その中に久々とも言うべきアジア人を発見した。
男性(推定50歳)は私に近づいてきて「大丈夫ですか?」と声をかけた。重いバックパックを抱えて階段を上がるのに苦労している私を見て、代わりに持ち上げ運んでくれたのだ。
利害関係なく女性やお年寄りを自然と助けられる男性っていいよね!ということで、このジェントルなオジサマはどこの国の方かしら?と思った。しかし前述の失礼なインド人のようにはなるまい。顔的には日本人の方ですか?と聞きたくなるのが心情だが「Where are you from?」と尋ねた。
彼は韓国人で二週間の休暇中に妻とインドを周遊していた。奥様は英語を話さないようだったが終始ニコニコとされていた。この年代で個人旅行しかも夫婦は珍しく、素敵だった。
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ツーリストの利用が多い3Aクラス。夜は三段ベッドに、日中はベンチシートとなる。ちなみにメインコーチは三段だが、サイドコーチは二段ベッド。こちらがおすすめ。
明日の朝にはバラナシに到着予定。11時間半の旅がはじまる。
namaste,