シールシャーサナ ヘッドスタンド ヨガ

【ヨガコラム】なぜシバナンダヨガはヘッドスタンドをはじめに行うのか?


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

シバナンダヨガでは、シールシャーサナが12の基本ポーズの一番はじめにデザインされています。

 

 

アシュタンガヨガ・フルプライマリー シールシャーサナ ヘッドスタンド アーサナ

 

 

どうしてはじめにこんなポーズさせるんだよ!!

 

と初心者時代の私も感じておりましたw
今回はその理由をご紹介します。

 

 

チャクラのクリーニングのため

 

チャクラ 瞑想

 

まずチャクラの定義について説明したいのですが・・・。

その前にヨーガ的身体感として、まずプラーナの存在なくしてすべてを語れません。プラーナとはつまりエネルギー、活力のようなもので、目には見えません。私たちの体内には、まるで毛細血管のように無数のプラーナの通り道つまりナーディが通っていると考えられています。

 

ナーディのうち、脊柱のライン上に存在するもっとも太い通り道をスシュムナー・ナーディといいます。このスシュムナー・ナーディ上にチャクラと呼ばれるプラーナの中心点(交差点)があります。人体のパワースポット、といえばイメージしやすいですよね。

これがチャクラです。

 

 

 

光 スピリチュアル 瞑想

 

そしてもうひとつ。

私たちの体内にはクンダリニーエネルギー(強大な根源的エネルギー)が存在していると考えられています。そのエネルギーは普段ムーラダーラチャクラと呼ばれる基底部に眠っています。そしてこのエネルギーはムーラダーラ(会陰部)からサハスラーラ(頭頂)へ向かって上昇する性質があります。

 

ヨーガにおいては、このクンダリニーエネルギーを上昇させたいのですよね。そうして頭頂に住まうシヴァというエネルギーと合致する、その試みをクンダリニーヨガともいいますが、その際エネルギーの通り道となるナーディを浄化する必要があるのです。

 

まるで、詰まったパイプのお掃除をするために、エネルギーの通りを良くして、チャクラを活性化させるために、まずは頭頂にあるサハスラーラ・チャクラをクリーニングしたいのです。

これがシールシャーサナです。

 

シバナンダヨガの場合、まずは頭頂から刺激し、会陰に向かって順々に各チャクラに対応するアーサナを行うことで、浄化するのです。

 

 

 

 

恐れや不安の克服

 

不安 失敗

 

どんなアーサナに取り組むときも、ポジティブな気持ちが大切。

これから行おうとしていることを恐れていたら、うまくいくものもうまくいきませんよね。

不安や緊張があればおのずと体も固まるし、呼吸も浅くなるしで、いいことなしです。

 

 

このようなことから、シバナンダアシュラムでアーサナ指導にあたったマニジ曰く・・・

 

 

インド シバナンダヨガアシュラム マニ

 

はじめにヘッドスタンドを行うことで

私たちは恐れを克服し

自分に打ち勝つ

強い意志を育てるのです。

 

 

以上が、理由です。

何事もまずは気持ちからですね!

om shanti,