シバナンダヨガ ヴィシュヌ・デバナンダ

【ヨガコラム】シバナンダ先生の一番弟子Swami Vishnu-devanandaについて


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
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ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

今回は、スワミ・ヴィシュヌ・デバナンダ ジ(先生)についてご紹介します。

 

 

 

シバナンダヨガ ヴィシュヌデバナンダ

 

 

 

スワミ・シバナンダの弟子である、スワミ・ヴィシュヌ・デバナンダは1927年12月31日、南インドのケララ州で生まれました。陸軍での短い経歴の後、スワミ・シバナンダの教え、「わずかな1オンスの練習は何トンもの理論より価値がある。ヨガを、宗教を、哲学を、日常的に練習しなさい。そして自己を悟りなさい。」という書き出しで始まる記事を偶然に知りました。

これに感銘を受けた彼はマスターに会いにリシケシへ出かけました。そこで彼はその後の人生を変える強烈な体験をします。

 

 

ガンジス河のほとりの階段をスワミ・シバナンダが上って来られ、民衆は聖人に対していつもの習慣通りに平伏していましたが、若い陸軍士官の彼は誰にも平伏したくないと思い、脇に隠れていました。するとスワミ・シバナンダが彼に近づき、この無礼な若者の前にひれ伏したのです。

これは彼が最初に受けた謙虚さに対する偉大な教訓となりました。

 

 

彼は20歳でシバナンダ・アシュラムに入りサンヤシ(出家者)となりました。そしてSivananda Yoga Vedanta Forest Academy大学の最初のハタヨガ教授となり、数々の上級なハタヨガテクニックをマスターし生徒を指導しました。

1957年、師スワミ・シバナンダは「西洋の人々が待っている。」と古代のヨガのテクニックを伝えるために彼を北米に送り出しました。モントリオール、カナダ・ケベック、N.Y、バハマ、カルフォルニアにアシュラムやヨガファームを開設し精力的にヨガを広めつつも、世界平和と平和への理解を願いT.W.O(True World Order:真の世界秩序)を設立しました。

これは将来の指導者や世界中の責任ある市民にヨガの規律を教えるためで、本当の人類愛と平和は力強い自己規律と内に平和の意識を認識したことのある指導者によってのみ存在する、と考えたからです。

そしてパイロットでもあった彼は、北アイルランドや中東などの各地の紛争地域に自ら赴いて平和の旗を掲げたり、平和に関するシンポジウムに参加して哲学や実践的な方法を説いていきました。

 

 

1993年11月9日、マハ・サマディに達せられたスワミ・ヴィシュヌ・デバナンダの遺体は北インド・ガンジス河に流され、ジャラ・サマディとして知られています。

彼によって考案されたTTC(Teacher’s Training Course)は、将来の平和的ヨガのリーダーを養成するために、T.W.O.の概念に基づいています。1969年にスタートしてから現在までに2万人以上の教師が誕生しています。また今でも世界中のヨギに親しまれているベストセラー、ハタヨガの参考書“The Complete Illustrated book of Yoga”(ヨーガ大全)の筆者です。

om shanti,