TTC インド シバナンダヨガ アシュラム

TTC アシュラム編 #8 スピリチュアルな反応と蟻地獄 day3-1


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
 @yogathajp

 

1月13日 day3-1
朝方、お腹が痛くて目が覚める。トイレに直行。
再び眠りにつこうと布団をかぶるも、また直行。

この日は授業を抜け出してまでトイレの世話になる。相変わらず食事も喉を通らず、マサラの匂いにむせて「ウッ!」・・・また直行。

インドの水が合わないんだろうな~。お腹のキュルキュルが止まらない。これはムーラバンダ案件ですな。

 

 

とりあえずアシュラムのスタッフに相談すると、「これもアシュラム生活におけるスピリチュアルな反応だ。」とか「デトックス。」と真顔で言われた・・・

 

 

いやいや、普通に下痢ですから

 

 

ということで、施設内にあるアーユルヴェーダ診療所のドクターに診てもらうことになった。そこでアーユルヴェーダの薬とシロップを処方してくれたんだけど、これがまたマズイのなんのって。

そして更なる災難に見舞われ・・・甘いシロップをグラスに入れたまま窓際に半日放置していたら

 

 

アリが列をなして、たかってました

 

 

インドでは封をせずに甘いもの、とりわけクッキーや飲み物を置いてるともれなく蟻地獄になります。こんな時はジップロックで対応しましょう。

 

 

 

 

1月13日 day3-1 6:00
サットサン

 

サットサンとはリシ(賢者)の集まりとして、アシュラムで毎日朝晩行われる。夜明けを迎える前の真っ暗なホールに座り、スワミジ(マハデヴァ先生)のガイドで30分の瞑想。これが超眠い。

瞑想修了の「Om」の声で起こされ、続いて神に帰依し無我の境地でチャンティング(マントラ唱和、祈り)を捧げるキールタン。「JAYA GANESHA」で皆の大合唱がはじまります!

 

 

アシュラムは
今日も朝から大盛り上がりw

 

 

このキールタン。ユラユラと身体を揺らしながら、目を閉じて恍惚な表情で唄う集団をはじめて目にしたときは、非常に怪しさを感じた。でもそのうち慣れます。キールタンを唄っていると思考が停止し、心が解放されるから不思議。

いよいよ朝日が昇り、7時頃からスワミジのありがたい説法がはじまる。

 

 

本日の説法

瞑想とはマインドが止滅した状態で、非常にリラックスしている。しかし難しいのは、マインドの中には記憶の袋があって、それを思い出し邪魔をするのだ。

マーヤーとは幻想、まやかしであり、物質的な世界に囚われていると、マーヤーでの幸せを追求することに必死になる。外側の世界に振り回されるのはマインドが外に向く性質があるためだが、

 

マインドを内側に引き寄せて、

自分のマインドを見つけるのがヨーガである。

 

 

 

 

8:00
アーサナ
担当:マニ先生
「恐れを克服するヘッドスタンド」

 

本日はプラーナーヤーマについての解説と実践。
肺の中に酸素が少ないと疲れやすくなる。呼吸が浅いと、消化や新陳代謝が活発になり消耗が早い。呼吸が深いと、体内の活動を抑えて消耗しにくい。

 

そして、シールシャーサナ(ヘッドスタンド)については、腕の筋肉はある程度は必要だが、一番大切なのはマインド(気持ち)らしい。

 

 

 

シールシャーサナ ヘッドスタンド ヨガ

 

 

 

恐れ、という感情は身体を委縮させる。
もしあなたがヘッドスタンドが怖い!とか、いつまで経っても壁とオトモダチのいわゆる壁依存症なら、一度転んでみるといいだろう。

広い部屋で目の前にクッションや布団を敷きつめてトライ!例え向こう側に倒れても、身体を丸めて「でんぐり返し」するだけ。ただ、細い小指の骨は衝撃で怪我のおそれもあるため、絡めた指を解いて転ぼう。

 

ちなみにこれまで独学でシールシャーサナを練習していた私には補助してくれる人もいませんでした。そして、数えきれないほど転びました。

失敗は成功のもと。
一回転んでみることがおすすめ。

namaste,