タイ渡航前に書き溜めた記事を、予約投稿で公開しています。
1/17~2/8の渡航期間中は、タイムリーな情報は提供できませんが、
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(この日は、羽田発クアラルンプール経由でチェンマイへ移動。宿探し中。)
続4月17日、シエナから80km、フィレンツェへ向かう
山道を超えると、町を一望できるミケランジェロ広場がある。
■ミケランジェロ広場
中央の大きなミケランジェロの「ダヴィデ像」は、コピー。
この風景に、フィレンツェのすべてが含まれている。
イタリア渡航前から楽しみにしていた、この地を眼下にして大感激。
いよいよ、山道を抜け、バスは市街地に・・・
町の中心部の、すぐそばを流れるアルノ川。
ここで、大変な事態に見舞われた。
フィレンツェ中心部でバスを降りた一行は
ランチ予定のレストランに徒歩で向かうのだが、
アルノ川のほとりを歩くメンバーを引率する
添乗員Aさんの歩く速度が、どんどん上がるのだ(笑
ここまでで、だいぶタイムロスをしているのであろう。
このあと市内観光も控えているため、急ぐ添乗員Aさん。
が、ツアーメンバーは37名もいるため、
歩く距離が長くなればなるほど、隊列が間延びするのだ。
いつしか列は500m程にも伸びていたと思う。
最後尾を歩く、両親と私。
私は、なんとか先頭に追いついたが、
何度か曲がり角を曲がって、振り返ったときには、
さっきまで後ろにいた両親が、
忽然と消えてるではないか(笑
とうとう、両親さえも見失ってしまった!!
とりあえず、添乗員Aさんに両親が消えたことを伝え
ツアーメンバーには、先に食事を採っていただくようお願いした。
そして私は、この見知らぬ町で、
1時間も両親を探し続けた(笑
添乗員Aさんが、ツアーメンバーから離れられないのはわかっていたし、
そもそも、Aさんの器量・裁量が両親捜索の役に立たないことも、わかっていた。
自力で見つけない限り、見つからないだろうと悟った私は、
アルノ川のほとりや、路地を行ったり来たり、走り回った。
そして、やっと見つけた両親は、
本来直進するはずの道を、曲がってしまっていた。
万が一、ツアーメンバーと合流できなかったら
タクシーでホテルに戻ればいいや、と近くのカフェで休んでいた(笑
私は、急いでタクシーをつかまえ、両親と共にレストランに向かい、
無事にメンバーと合流を果たした。
添乗員Aさんは、
「見つかって、本当によかったです!!」と青い顔をしていたが、
当の両親は落ち着いて迷子になっていた(笑
この一件については、ハッキリ言おう。
迷子者をつくった添乗員Aさんは、引率者として失格。
「私は添乗員であって、ガイドではありません。
日本人が観光地でガイドするのは、法律で規制されています。
ですので、イタリアでガイドできるのは、イタリア人のみなんですねー。
私は、みなさんの移動のお供をするのです。」
なんて言っていた、添乗員Aさん。
それならそれで、自分の仕事、ちゃんとしろや!
さて、いよいよ市内観光。
■ 世界遺産 ■
【名称】 フィレンツェの歴史地区
【種別】 文化遺産
【登録】 1982年
フィレンツェは、紀元前、イタリア中部にあるエトルリア人が建設した町。
その後ローマの植民地、15世紀にはヨーロッパの商業と、
ルネッサンスの中心都市となった。
「花の都」フィレンツェは、
アルノ川を挟んで、町全体にルネッサンス期の建造物が立ち並び、
一大美術館の様相を呈している。当時、メディチ家は、
芸術家らを抱え、この町の芸術振興に力を注いだ。
ボッティチェリをはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロなど、多くの芸術家を輩出した。
■ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会) / ジョットの鐘楼
花の聖母教会ドゥオモ/カテドラーレは、かつてのフィレンツェ共和国のシンボル。
白・ピンク・グリーンの大理石の、幾何学模様で飾られた美しい大聖堂だ。
1296年~172年の歳月をかけ建設され、約3万人が一堂に会することができる。
華やかなルネッサンスの花。
右にあるのは高さ85mのジョットの鐘楼。
この芸術性は、ダンテが「神曲」の中でも触れたほどだ。
414段の階段があり、上部テラスへ上ることもできる。
華やかな外側とは対照的な、落ち着いたドゥオモ内部。
ベネデット・マイアーノの十字架、アンドレア・デル・カスターニョと
パオロ・ウッチェッロによる大規模な騎馬肖像画や、
ロッビアの彩色陶板による美しいレリーフが飾られている。
まるで、ひとつの絵画のよう。
■ドゥオモ
クーポラの展望台からは、素晴らしい眺望が楽しめる。
「冷静と情熱のあいだ」という本&映画の舞台である。
この日は快晴で、青い空に白い建物のコントラストが眩しい。
そんなこんなで、素晴らしいフィレンツェの町だが
走り回った私は、脚がパンパンだよ!
ciao,