続2月15日、「地球の歩き方」を見ていて、私は以前からハンピという地名が気になっていた。なぜかわからないけれど、ハンピという言葉の響きが好きだった。以来どんな土地なのかな?と夢想した。そして、インドで出会うツーリストたちが口を揃えて「いいところだった!」と言うのが、私のハンピ行きを後押ししたのだった。
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さて、そろそろハンピの紹介をしよう。ハンピの遺跡は東・北・南の遺跡群に分かれる。
今日はハンピバザールに近い、南の遺跡群を訪れた。
奇怪な巨岩群や岩山に囲まれ、ヒンドゥー王朝として南インド全域に渡って栄えた、ヴィジャヤナガル王国の幻の都。
地元の少年たち。
Sasivekalu Ganesha。ガネーシャ様が奉られている。
岩だらけの荒野に40あまりもの遺跡が点在し、まるで
インディジョーンズかトゥームレイダーの世界に迷い込んだよう。
ヘーマクータ丘の寺院群。二連寺院・三連寺院など視界に入るもの、360度が遺跡。
ヘーマクータ丘の上から望む、ヴィルパークシャ寺院(左)
遺跡群は1986年に世界遺産に登録されたが、
観光地化が進んでおらず、のんびりとした田舎の村という印象。
夕暮れ時ともなると丘の上のサンセットポイントに人々が集まってくる。
このほか、ハンピバザール北に流れるトゥンガバドラー川からの景色も素敵だ。
遮るもののない夕日。
遠い彼方に日が沈むと現れたのが龍の雲。
みなさんには見えるだろうか?
この龍が消えるまで私はそこに座り込んでいた。
namaste,