長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp
先日、「iPS細胞 世界初手術から1年 経過良好」というニュースを見ました。そして昨夜、「ノーベル医学・生理学賞に大村智さん」という朗報が飛び込んできましたね。
日本人として大変誇らしく喜ばしいとともに、大村さんの
「少しでも人のため、世のためにとやってきたことが認めてもらえた。」というコメントが印象的でした。
なのに自身の社会的貢献度はまだまだ・・・
そもそも生物としても貢献していない!と妊娠適齢期をとうに過ぎた私は、そう思うのであります。
以上のニュースを受けて、今日は人(ヒト)について考えてみます。はじめに言っておきますが、私は生物学を専攻していた訳では御座いません。ゆえに誤認している可能性がありますがあしからず。
ヒトは生物の中で稀なる存在
生物は本能的に個と種の保存という生命の大原則がプログラムされているらしい。ゆえに動物でいえば生殖可能期に求愛行動をとり生殖行為を行い子孫を残す。
一方ヒト。
晩婚化やそもそも女性に奥手な「草食男子」なる憎々しい造語が世を飛び交ったが、最近ではその進化形である「絶食男子」まで絶賛増殖中だそうだ。もはや生殖行為どころではない。
これは文明社会を生きるヒト特有で、ヒトは本能に反して生きていける稀有な生物である。
エロスとタナトス ー生と死ー
スズメバチの血縁選択など特殊な場合を除いて、生物というのは自らを死に至らしめる行動は取らないと考えられている。そして、やがて死が訪れるまで「生」を全うする。
対してヒトというのは、生存本能或いは生命の大原則に著しく反して、自由意思のもと自ら死を選ぶことができる。そのような意思決定をする能力を備えたヒトは、「死」を選択することをも可能にするのだ。
知能と手段
またヒトと他の生物の違いといえば、やはり知能の高さだろう。鳥類と哺乳類は体重に対して脳の相対値が高く、また哺乳類のみ大脳新皮質が発達した。
大脳新皮質は知能をつかさどり、とりわけヒトは脳に対する相対値も高い。ちなみに他の哺乳類ではイルカやチンパンジー、鳥類ではカラスの知能が高いそう。
知能があるからヒトはヒトである。
もうこれに尽きる。
更に、二足歩行の脊椎動物で繊細に動く五本の指がある。ないものを創り出す知恵と想像力、手段がある。
もはや怖いものなしである。
このようにしてヒトは創造し、科学、技術、文化文明の発達を遂げてきました。
かのアインシュタインは、
「人間が頭で考えることはすべて実現可能である」という言葉を残しています。
しかし大切なのはその功績を良心的に使用するか、悪用するか、或いは悪用されない社会構造にするか。それもまたヒトの選択なのでしょうね。
om shanti,