長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp
RYT200ヨガ指導者養成講座・第2期のレポートです。
新潟県内各所から、ヨガの指導者を目指す方、資格取得を目的とされる方、特に指導者になるつもりはないけれど学びを深めたい方など、様々な目標を抱かれた皆様にお集まりいただきました。
RYT200 ヨガ指導者養成講座
本日の講義は以下の通り。
座学
哲学:ヨーガスートラとバガヴァッドギーター
RYT200ヨガ指導者養成講座の参考図書として用意していただいた、ヨーガスートラとバガヴァッドギーターという2つの経典を用いて、進めていきました。
ヨーガスートラは、AC400~500年頃、パタンジャリによりヨガを体系的にまとめた最初の文献ともいわれています。ざっくりいって、RYT200を卒業している方やちょっとヨガ哲学に詳しい方ならご存じな、ラージャヨーガの八支則がまとめられています。
これには、ヤマ・ニヤマなど道徳的な側面から、皆さんが普段取り組んでいるアーサナやプラーナーヤーマ、加えてサンヤマとして瞑想が含まれます。
近年主流である体を使うヨガ、世の中のハタヨガの教本は総じてヨーガスートラをベースに記述されており、現代ヨーギーが参考にすべき教科書のような存在です。
もっともヨーガスートラを主題とするサーンキャ哲学の宇宙観は、プルシャ(純粋意識、真我)とプラクリティ(物質原理)の2つで構成されると考えられています。
対して、AC200~100年頃、ヴャーサによって編纂されたのがバガヴァッドギーター。10万節からなる叙事詩マハーバーラタの一部です。
荒廃した時代を救うために人間として生まれた(化身)神クリシュナが、戦乱の中で生きるアルジュナに世界の仕組みを説く物語。インドでは道徳書のように扱われることもあり、庶民に向けてヴェーダーンタの宇宙観が示されています。
二元論を説くサーンキャ哲学に対してヴェーダーンタの宇宙観は一元論。一切の根源とその展開はブラフマンからはじまっていると考えられています。
梵我一如、ワンネスというやつです。
尚、ブラフマンは知識の源、意識、存在、満ち満ちているもの、至福などなど様々な言葉で示されます。
もともとインド哲学にはシャド・ダルシャナ(六派哲学)と呼ばれるもの、または仏教やジャイナ教など様々な教えがありますが、上記2つが主ですね。
で、ですね。
私がRYT200講座の教科書作成において、この哲学で一番気を付けたのが、サーンキャとヴェーダーンタ、2つの哲学をごっちゃに記載、説明しないこと。
というのも、私はインドのシバナンダヨーガアシュラムでRYT200を学んだのですが、哲学の教科書や講義の際に、どちらの経典(学派)で示されていることを説明しているか、いまいちわかりにくかったのです。
言いたいことや真理は同じなんでしょうけども、2つの哲学の宇宙観においては用いられる用語が異なっているのです。
ですので、ヨガッサのRYT200では、これはヨーガスートラの第〇章〇節に書かれていることだよ、こちらはギーターの〇章だよ、と細かく説明しています。
どのような経典や書物を参考文献として用いているかを示すことは、大切なことだと思うのですが、インドのRYT200でも各学派の宇宙観をミックスして説明されていたので、日本のRYT200やってる学校が明確に分類して示しているといったらどうだかね~。
アーサナ実践・指導法
太陽礼拝A
アライメント再チェック、ガイダンス練習
カイラビニ香奈先生のインストラクションで、まずはウォーミングアップ。
ウッターナーサナのポイント解説。
あらためて、アライメントをチェックしています。
そして、普段は2~3人のスモールグループでガイダンス練習に取り組んでいるところ、今日は実際のレッスンと同じ自分以外はすべて生徒という状況で練習しました。
相手が複数人ですと緊張感も一気に高まります。
生徒よ、突然でごめんね。
今はまだ練習だから、教科書を見てもいいし、言葉に詰まったり、間違っても全然構わない!
なんなら私だって未だに左右やカウントを間違ったりするんだからw
指導において、インストラクションを間違ったときにやっちゃいけないのはテンパること。
私も香奈先生も、しれっと流したり、サッと修正しています。
何事もなかったように。
このRYT200講座の最終テストでは、ヨガッサの生徒さんをご協力いただいて模擬レッスンを行うため、今から少しずつこの状況に慣れてくのが狙いです。
om shanti,