サンライフ長岡サブトレーニングルーム

【ヨガコラム】ヨガは鏡がない方がいい?正しい使い方と鏡に落ち着かない人へ


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

あなたが通っているヨガスタジオ/教室には鏡がありますか?

私がかつてお邪魔したホットヨガスタジオやフィットネスジムには、鏡張りのスタジオが多くありました。

ヨガ初心者の私は、目の前の鏡に移る自分を見るのが恥ずかしかったり、周囲の人の姿が目に入って落ち着きませんでした。

 

そもそも鏡って必要なのでしょうか?

鏡の中のどこを見ればいいのでしょうか?

 

現役ヨガインストラクターが考える鏡の正しい使い方や目線について説明します。

 

 

この記事はこんな方におすすめ!
  • 鏡に映る自分が恥ずかしい
  • どこを見ればいいか困ってる
  • 周囲の人が気になってしまう
鏡を正しく使おう
ヨガポーズ イラスト

 

 

 

【 もくじ 】

 1. ヨガスタジオに鏡は必要なのか?

 2. 鏡を使うデメリット
   目の前の鏡の存在に落ち着かない
   鏡に映る周囲の人が気になる

 3. 目の前に鏡があるならココを見る

 4. 鏡を使うメリット
   基本姿勢を確認できる
   アライメントを確認できる
   流派によっては鏡を使う方針がある

 5. まとめ

 

 

 

ヨガスタジオに鏡は必要なのか?

 

結論から申しますと鏡は不要だと考えます。

 

特に生徒の正面つまり先生の背面に鏡があるスタジオはあまりおすすめしません。

 

 

ヨガ 瞑想

 

 

ヨガはダンスやエアロビのように自分の身体や動きを、常に、真正面から、観るアクティビティではありません。

鏡を通して外側の世界を観ることは、自分の内側を観るヨガの本質と相反します。

 

むしろ観るより感じることが重要です。

 

 

 

 

鏡を使うデメリット

 

1. 目の前の鏡の存在に落ち着かない

不安 目線 視線

 

通常ヨガのレッスンは60分程行いますが、その間常に自分の姿を鏡で見る。または目に入る。

これって非日常的ですし

ちょっと異常な気がします。

 

どこを見たらいいかわからなくなって、なんだか落ち着かないのも当然です。

 

 

私がレッスンで利用するスタジオも鏡がありますが、私の場合かならず生徒さんの横に鏡が来るように使います。

 

もしあなたの先生が鏡を背にして立つスタンスであり、そのため心がザワザワしたりヨガに集中できないようでは本末転倒かと思います。

一度他のスタジオを当ってみるべきでしょう。

 

 

 

2. 鏡に映る周囲の人が気になる

不安 失敗

もしあなたが内向的な性格なら、
他の人の表情やポーズの様子が目に入ると委縮してしまうかもしれません。

 

もし同調性や不安を感じやすい性格なら、
他の人と同じように自分もやらなきゃ!と頑張りすぎてしまうかもしれません。

 

もし比較意識や競争心が強い性格なら、
他の人が上手にポーズをしている様子を見て対抗意識を燃やす日が来るかもしれません。

 

 

鏡の中の自分はおろか他の人まで気になってしまうと、自分が今まさに行っている呼吸やポーズへの洞察や集中が妨げられる結果になります。

 

ヨガのレッスンにおいてこのような集中力低下は「不安定な視点」から引き起こされます。

 

集中力が低下すると怪我を誘発するリスクが高まるので要注意です。

 

 

 

 

目の前に鏡があるならココを見る

 

 

目の前に鏡があって目線に困るときは

 

  1. 鏡に映った自分の胸元を見る
     
  2. 座位のポーズのときは目を閉じてしまう

 

化粧中でもあるまいに自分の顔を正面から凝視しても、ヨガとして何の効果もありません。
見本である先生の動きを確認したあとは、自分の胸元あたりに視線を落とすといいです。

 

また座位のポーズに限りますが、ポーズが安定したら目を閉じもいいですね。

但し立位の時は危ないので目を閉じず、基本的に先生の指示通りのポイントを見てください。
また鏡に対面したバランスポーズの場合、自分の胸元あたりを凝視するといいでしょう。

 

 

 

 

鏡を使うメリット

 

ここまで鏡のデメリットと目線の対策を述べましたが、鏡を正しく使えば利点もあります。

 

1. 基本姿勢を確認できる

シバナンダヨガ プラナヤマ 呼吸法 瞑想

 

ヨガ初心者にとって、基本姿勢を確認するのに鏡を使うと便利です。

たとえば初心者の多くは基本のスカーサナ(安楽座)やタダーサナ(山のポーズ)の際に骨盤後傾や反り腰、または顎が上がり肩の緊張が見られます。

 

ヨガの経験者ならそうした身体の緊張を、目視せずとも感覚を頼りに修正できます。

しかし初心者から視覚を奪うと基本姿勢さえ正しく作れないこともあります。

 

 

 

2. アライメントを確認できる

アシュタンガヨガ ヴィーラバドラーサナⅡ

 

私自身、レッスン中に鏡でアライメント(ポーズの整合性)の確認を促すことがあります。
たとえばヴィラバドラーサナⅡ(戦士のポーズⅡ)では、後方側の骨盤が上がりやすいのです。

「右の骨盤が上がっていないかチェックして。」と声をかけるときもあります。

 

このようにヨガの経験者にとっても感覚的に調整するのが難しいポーズのアライメントに対して、視覚で促せる鏡は有効です。

 

身体的感覚や空間認識能力を用いて、ポーズが意図することを身体で表現できるようになるまで、または表現できるほどの柔軟性や筋力がつくまでは、きっと鏡があなたの役に立つと思います。

 

 

 

3. 流派によっては鏡を使う方針がある

アシュタンガヨガ ウッティタ・ハスタ・パーダングシュターサナ

 

私が指導するヨガの流派は幾つかありますが、いずれも「鏡を使いなさい」という指導はありません。

しかし、流派によっては鏡を必要とするものもあるかもしれません。

その場合、なぜ鏡が必要なのか、鏡を使って何を確認するのかなど鏡の正しい使い方を先生から生徒に説明すべきだとは感じます。

 

 

 

 

まとめ

 

鏡についての結論は「うまく使う」ことです。

臨機応変に鏡を正しく使えば今まで気づかなった自分の身体の癖が見つかるかもしれませんよ!

om shanti,