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【ヨガコラム】世界保健機構(WHO)の「健康の定義」とは


長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターのミーラ美樹です。
@yogathajp

 

今回は健康について考えてみましょう。

健康とはいったいなにか。

なにをもって健康といえるのか。

 

世界保健機構(WHO)には健康に対する以下のような定義があります。(要約)

 

HEALTH is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well being and not merely the absence of disease or infirmity.

①健康とは肉体に病気がない状態を言うのではなく
②肉体的
③精神的
④社会的
⑤宗教的

以上の次元で健やかな状態を言う

 

まず、②は解説要らずですね。

 

③精神的な健康とは、心配や不安、恐れや怒りがなく気持ちが安定している状態を指します。

 

④はどうでしょう?
社会的な健康とは何も経済的に恵まれていることには限定されません。自分が社会において社会的役割を果たしているか?という点での満足感や、専業主婦の方なら家庭内での充足度に関係します。

 

では⑤は?
宗教的な健康は「スピリチュアルに健やか」であると考えられます。これには自身の出自が関係します。

出自とは出どころ、うまれのことで、つまり

「自分がどのようにして、なぜ、今ここに存在しているのか」に対して自己認識を得ていることが宗教的な健康と言えます。

 

 

出自の重要性については、宗教、神話の世界にも表れており、キリスト教旧約聖書にはアダムとイブ、新約聖書にはイエス、マハー・バーラタにはマハー・デーヴァ、古事記には高千穂に降りた番仁岐(ほのににぎの)などの出自がきちんと冒頭に記されています。

人々はその聖典に自己の出自の答えを見出し、今も昔も宗教は人々の心の拠り所となっています。

 

 

日本はあまり馴染みがない「宗教的な健康」ですが、出自の明確性はスピリチュアリティに大いに影響します。実際、親を知らない子供は出自を知りませんから、自己存在<SVA-STHA>に対しての認識も欠如しがちといえます。

 

たとえば特定の宗教や神、その教えが自分にとって愛や真実、根源を感じられるのであれば信仰すればいいと思います。でも、そうでないのなら自分の中にそれらを見出すことが「宗教的な健康」の意図するところなのでしょうね。

om shanti,