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バラナシ編 #2 【観光】ガンガー沿いでプージャを執り行う青年たちが「嵐」すぎる!


続々11月8日、サールナートへ連れてってくれた流しのリキシャーマンは想像以上に誠実だった。
観光を楽しみすぎて随分待たせたりもしたが、ごめん!と言うと「ノープロブレム。」・・・途中チャイが飲みたくて止めてもらった際に、一杯奢るよ?と言うと「ノーサンキュー。」と自分で買っていた。そしてバラナシに戻り下車する際も、ありがちな当初の交渉額以上にせびる行為もなかった。
日本では当たり前のサービスが受けにくいインドだからこそ私は彼にチップを渡した。彼は素直に喜んでいた。
インドは決してチップ制ではない。しかしいい仕事に対して相応のお礼をしたいのがツーリスト感情。逆に、ずる賢い商売を企むともらえるものももらえない。
さて、バラナシ旧市街の中心、ゴードウリヤー交差点でリキシャを降りダサシュワメード・ロードを歩く。
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バラナシのメインストリートといったところ。夜も人が多い。
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シルクで有名なバラナシには、婚礼用の特別なサリーを仕立てるために訪れる母子が多くみられる。
私たちはバラナシ最大のダサシュワメード・ガートに降り、毎日行われているプジャ(ヒンドゥー教のお祈り)を見に行く。
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プジャを行う5人組はバラモンの青年だろう。さながらインドの「嵐」といったところ。
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プジャはガンガーに向かって行われるのでボートからの見学もおすすめ。
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彼が「嵐」のセンター。注目の的。
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端っこの彼、セクシーです。
そうそう、インドの少年少女は日本人とは比べものにならないほど顔が小さく、首が長く、手足が長い。ヨガにもってこいの体型だ。そして例外なく濃く長い睫毛で縁どられた瞳を持ち、私などから見ると神秘的な顔立ちをしている。
だが、彼らがたとえベジタリアンだとしても40代目前ともなると、長年の炭水化物の採り過ぎによりお腹でっぷりのスーパーマリオに変身してしまう。
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どうかこの子たちがマリオになりませんように・・・

美しいままの「嵐」でいさせてください

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少年はフリティック・ローシャンのように
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少女はアイシュワリヤーのように
二人ともボリウッドの人気俳優です。とはいえインドはショービズの世界と国民の現実がかなりかけ離れています。けれどその非日常的な華やかさと憧れを投影する映画がみんな大好き。おそらくはあの激しい生存競争である日常において、ひとときの娯楽なのだろう。
ちなみにボリウッド映画では必ず踊る、と言いますがインド人があのように踊っている姿を実際に見たことはありません。一説にはインドはB型人口が最多で前向きさにかけては日本人と比べ物になりませんが(笑)しかし同時に恥ずかしがり屋なイメージもあります。そこで現地の友人に尋ねてみました。
「なぜ踊るの?踊っている人を一度も見たことないんだけど。」
「僕もない。なんで踊るんだろう?」

だって。
namaste,