長岡・小千谷・柏崎のヨガ教室
&RYT200資格スクール yogatha(ヨガッサ)
ヨガインストラクターで理学療法士のMieです。
@yogathajp
みなさん、こんにちは!
残暑厳しい昨今の9月ですが、暦の上ではすでに秋。
気づけば日も短くなり、朝は気温が下がって過ごしやすくなってきます。
しかし・・・
この朝の涼しさ、実はやっかいです!
9月に現れやすい体のトラブルは?
体にとって「暑い」という記憶がまだ残っている9月。
朝の冷えは体に想像以上の影響を及ぼします。
また、日中はまだまだ暑く、冷房が必須。
長時間冷房の中にいて汗がしっかり出し切れないと、体だけでなく内臓も冷えてしまいます(汗の内攻)。
そして夜。
昼間の残暑で疲れた私たちは、夏と同じように冷たい食べ物や飲み物をたくさん摂取してしまいがち。
これでは、朝から晩まで冷え冷えなのです!
足のかたさは冷えから来てる?
体が冷えると足がかたくなります。
なぜかたくなるのでしょうか?
足の解剖を見てみよう!
解剖学で指す足はここです↓
拡大すると・・・
足の骨、いくつあると思いますか?
ヒント:人間の体の骨は全部で206個です。
正解:片足28個 両足で56個。
体の骨の約1/4が足に集中しています。
背骨の骨は全部で24個ですから、小さな足にこの数、びっくりですね!
そして骨を補強するために筋肉と、関節と関節を結ぶ靱帯、筋肉と骨を結びつける腱と呼ばれる組織が、安定した土台である足を形作っています。
足がかたくなる理由
ここで、
体が冷えるとなぜ足がかたくなるのか?という話題に戻りましょう。
私たちの体が冷えを感じると、生命維持のために体の奥、内臓の温度を維持しようと、体の表面の血管を縮めて血液をあまり流さないようにします。
血流を少なくすることで表面の温度を低く保ち、体内の熱を逃げにくくするのです。
特に手先、足先は血管がたくさん走っており、温度が下がりやすくなって冷えを感じるようになります。
血流が悪くなると筋肉がかたくなります。
肩こりを想像してください。
寒い場所にいると体が縮こまって肩こりがひどくなるし、運動やマッサージ、入浴をして血流が良くなると肩こりが楽になりますよね。
なにより、足にはたくさんの筋肉があります。
その数13種類!
冷えて血流が悪くなると、このたくさんの足の筋肉がかたくなるのです。
さらに足の筋肉がかたくなりやすい原因のひとつに、
むれむれの窮屈な靴の中に無理矢理押し込められ、いつも重い体を支えさせられるという過酷な労働環境があります。
過酷な労働環境のもとで足の筋肉はいつもお疲れです。一日立ち仕事をした後、足の筋肉よりも大きなふくらはぎの筋肉が、パンパンでかたいです!と強く主張します。
しかし、足の筋肉たちはもっとパンパンでかたくなっているので、疲れのあまり主張もできません(いつもパンパンの状態に慣れてしまい、本来あるべき良い状態がわからなくなっているんです)。
もうひとつ。
足は片足28個の骨で成り立つとお話ししましたが、骨と骨との間にはそれぞれの関節があります。足の関節の動きはとても小さな動きですが、筋肉がかたくなれば関節の動きも悪くなり、さらに足がかたくなります。
多くの筋肉や多くの骨、関節から成り立つということはその分、痛みや障害が起きやすいのです。
裸足のたいせつさ
タダーサナの時、親指のつけね、小指のつけね、踵の3点を意識して・・・とヨガの先生は言います。
この3点には、
体が前に傾いている
滑りやすい
でこぼこしている
などの、体の外の情報を感じ取る感覚器官が多数存在しています。
この感覚器官が使われなくなると、その機能は低下します。骨折して足に体重がかけられない期間が長く続くと、いざ、足をつけるようになった時にうまく立ったり、歩くことができなくなるように。
(この状態を防ぐために、骨折後はギプスを巻いた状態であっても、手術後すぐであっても感覚器官を使うリハビリを速攻開始します。)
高機能シューズを好んで履く現代の子どもたちも転びやすくなっています。
足の感覚器官が低下しているからです。
子どもの足は7歳までに形作られます。
小さい頃から高機能シューズ!ではなく裸足でよく遊び回ることの方が大切です。
かたくなった足をふわふわに戻そう!
9月の「からだの地図クラス」では足をしっかりほぐします。
そして痛みを引き起こさない、柔らかく安定した土台となる足を作ります。この土台をもとに、バランスポーズで感覚器官を活性化します。
いわゆるグラウンディングですね!
大地とつながる足と、その上の体がどのような状態になっているか。
グラウンディングポーズで体としっかり向き合い、今、体に何が起こっているかに意識を向けて集中。
心・考えの動きを収めていきましょう!
「からだの地図クラス」は、初心者でも取り組みやすいやさしいアーサナ中心の構成を心がけています。
ひとつのアーサナにじっくりと向き合い、その人にあった安全でより快適な方法を提案します。
もうすぐ敬老の日。
おじいちゃんおばあちゃんに感謝の気持ちを込めて足のマッサージはいかがですか?
Writer |
ヨガインストラクター Mie |