続々4月14日、260kmの道のりを移動し、マテーラへ向かう。
■ 世界遺産 ■
【名称】 マテーラの岩穴住居と岩窟教会群の公園
【種別】 文化遺産
【登録】 1993年
マテーラは、イタリアの南部、ナポリの東250kmにある
バジリカータ州の県都である。マテーラは、岩壁を意味する
サッソの複数形である、サッシと呼ばれる穴居群がある町で、
珊瑚礁のような石灰質の岩にあいた穴を民家として利用、
2000年以上も人が住み続けていた。
20世紀半ばには、条例によって住民は新市街に移住し、廃虚と化したが、
現在は一部修復され、岩穴住居にも生活の気配が戻ってきている。
■マテーラのサッシ
町の後方の山や旧市街には、今にも崩れそうな
サッシが、数えきれないほどにびっしり。
サッシには戦後の農地解放前の小作農民が住んでいた。
当時は電気も水道もなく、貧しい、現代の文明から
取り残された人々の住居であったという。
今もなお残されている石畳の階段や道路に歴史を感じる。
地元の人はサッシを改修し、現在もこの住居に住んでいる。
途中、どしゃぶりの雨が降ったがなんとかOK。
天使の像が印象的なカフェ。時間があれば入ってみたかった。
この周辺には洞窟ホテルもあるそう。
ciao,