続10月31日。
相変わらずチェンナイは雨が降ったりやんだり。滞在中の部屋は窓が完全に閉まらず雨が入ってくるので、スタッフの通称ルイージ（スーパーマリオのルイージ似）に窓を閉めてくれよ～と頼む。
駆け付けたルイージが窓を閉めようとするも、建てつけが悪くサッシを掴んでもびくともしない。そこで苦肉の策か、ルイージが手の平で窓ガラスを叩いた瞬間・・・
ガッシャーン！
なんと彼は
張り手で窓ガラスを割ってしまったｗ
窓を閉めようとして
窓を壊すなんてありえね～！
元も子もないじゃんｗｗｗ
ガラスの破片がフロアとベッドに散らばり、ルイージの腕には小さな傷、そして痛そうに目を擦っている。
「Wash your eyes with water!! Go to the hospital!!」
と言うも英語が通じないやせ我慢のルイージは「大丈夫、大丈夫」と言っている。（と思う。タミル語で。） そして破片の後始末にほうきを持ってくるルイージに、せめてモップで水ぶきしてよ～とお願いする。インドでは一般家庭はもちろん安宿に掃除機という代物はない。
それでも窓から雨が入ってくることには変わりないのでレセプションに出向き、部屋を変えてくれと頼む。しかし満室らしく
「窓はカーテンで覆うし、ベッドのシーツはちゃんと変えるから大丈夫！」と打診される。
そんなの当たり前だろ～と思いつつ
なぜか「ありがとう」と言ってしまう
そして
「窓の建てつけが悪いんであって
ルイージは悪くないから責めないでね」
とフォローまでしている
次の瞬間、私とYummyはなんだか「げせない」ことに気づく（笑）
この事件、日本のホテルだったらマネージャーが出てきて、「大変失礼しました！すぐに新しいお部屋をご用意します！」
なのに、なぜ私たちが「ありがとう」と感謝しているのか・・・そして窓ガラスを壊したスタッフをかばっているのか・・・
まったくげせない（笑）
それでもこの事件についてはすこしの怒りも湧いて来なかった。ファニーなルイージが巻き起こしたハプニングとして、Yummyと涙が出るほど笑ったのだった。
ちなみに、後日病院に行ったらしい（たぶん嘘だと思う）ルイージは、左手の平に「100」となぞり、Rs100かかったことをジェスチャーつきでアピールしてきた（笑） 「Rs100ちょうだい」という意図なんだろうが、客に治療費の請求を試みるルイージの図太さに、またしても笑わせてもらった。
namaste,
